今度は「はるさめ」

これはエル絵夢が悪いのではなく、ワタクシが悪いのです。
買い物から帰り、冷蔵庫に入れるものを入れ、そのままテーブルに置きっぱなしだった買い物袋の中に、「はるさめスープ5パック入り」2袋が残っていたことに気が付いたのは、仕事から帰ってからでした。

「ただいま~」と玄関に入り、いつもなら「おそかったわおそかったわあたしたちおなかがすいてしにそうですの」と怒りながら出てくる絵夢がこない。
不気味な予感。
ソファの上のエルは、わたしと目を合わせない。
玄関にいて、なぜソファのエルと目が合うのか。
それは家が狭いからですね。
靴を脱いで、中に入ると絵夢が台所の椅子の下でぷるぷる震えています。
「絵夢ちゃん、どうしたの~」と近寄ると、わたしの視界の中になにか正体の分からないもの(出かける時にはなかった風景)が広がっているではありませんか!
「元はるさめスープ10袋」です。
はるさめとスープの素が、居間に散らばっていました。
なんだろうね。
見た時に「はるさめだ」と分かっているのに、「なんですかぁ~? これはッ!」って言ってしまうのは。
エル絵夢にしてみれば、「見ればわかるじゃん」というところでしょうか。
悲しかったのは、スープの中に入っている「かやく」のキャベツが元の姿に戻っていたこと。
彼女達の唾液で還元された乾燥キャベツ…。
キャベツが元に戻ってなければ、掃除機でじゃらじゃら~っと吸い込んでしまえるのですが、ダイソン君は透明の体をしているのでくっつくと掃除機の掃除がやっかい。
こういう時は、紙パックの掃除機がありがたいですね~。
自分が悪いことは分かっているので、もくもくと後始末をしました。
その姿が恐ろしかったのか、「こんなことしちゃダメでしょッ!」と怒った時とは反応が違いました。
いつもは「もうしちゃだめだよ」という言葉で、ルンルンと「ご褒美」の下へ走っていくのですが、ご飯の催促も「お母さんが帰って来たご褒美」の催促もないまま。
あれ?
これっていい手じゃない?
そこでわたしはそのまま夕食の支度に移行しました。
エルが「あの~、あたし達のご飯の件ですが…」という顔をしていましたが、無視。
絵夢は気配を消したまま。
エルが恐る恐る近寄ってきて、「ねえねえお母さん」と足をカリカリした時、「なにッ!?」と言っただけなのに、ギャンッ!と叫んで後ずさり。
このまま怒った振りをしていれば、ダイスケの父が帰って来てから一緒にご飯が食べられるんじゃないかと思っていた。
でもわたしはO型。
トイレに入ったら、もう「怒った振りをする」ということを忘れてしまいます…。
トイレから出て、しょげているエル絵夢を見て、「あんたたちどうしたの?」と言ってしまいました。
彼女達をしょげさせたのはワタクシ。
(しまった~ッ!)と思った時はもう遅く、「おかあさんおかあさんごはんですごはんですなにはともあれごはんですはらがへってはいくさができぬまずはあたしたちにごはんを~~~~~ッ!」と言われてしまい、ご飯を上げました。
私達が夕食を食べる時一緒に食べさせたら、「ササミ巻きガム」が2本節約出来るかな…と思ったのが浅はかでした。
それから暫くして夫が帰宅。
こういう日のエル絵夢のお出迎えは、尋常ではありません。
「今日は何したの? お母さんに叱られたの?」と猫なで声。
二人は全身で「おかあさんったらひどいのよとってもひどいの」と訴えています。
かくかくしかじか…と話したら、「お前が悪い!」
分かってるってばッ!

因みにはるさめの形が残っているものは、お湯で戻してキュウリと和え、中華風サラダで頂きました。
実はこの「はるさめ事件」で我が家のダイソン君がストライキを起こしました。
その話はまた後日。

カテゴリー: ダイスケとエルとエムの日記 — daisuke 8:17 AM
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2件のコメント »
  1. L&Mちゃんの悪戯の被害者は、
    今回は可哀そうにダイソン君でしたか!!

    家のナナコも、「無視」されると一番辛そうです!!

    コメント by ナナコパパ — 2010年3月21日 4:45 AM
  2. ナナコパパ
    ダイソン君は、細かなゴミを吸うのは得意ですが、デカイゴミは苦手みたいです。

    コメント by daisuke — 2010年3月21日 5:12 AM
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