一番泣いた日

今日、エルが逝ってから一番泣きました。
郵便受けに、エル絵夢がお世話になっている美容院の封筒が。
絵夢が日曜日、美容院に行きました。
その時、エルが死んだことを伝え、お世話になったお礼を言いました。
その日はスタッフが3人しかいなくて、いつも「エルちゃ~ん!」とお迎えしてくれるお姉さんはいませんでした。

手紙はエルへのお悔やみ。
多分あとから聞いたのでしょう。
12月、エルが亡くなる少し前、絵夢だけが美容院に行きました。
その時、「エルちゃんは?」と聞かれたそうです。
「ちょっと体調が悪くて」と夫は言ったとか。
「でもすごいね。沢山わんちゃんが来るのに、絵夢を見てすぐエルのこと聞いてくれるなんて」と話していたのです。

美容院では「エルはひげを切ってください」とお願いするだけで、スタッフの方と親しく話したこともなく、仕上がる時間を聞くだけだったのに。
私達の知らないところでも、エルが愛されていたと思うと感無量です。
エルは背後から抱かれることや、前足を持たれることが大嫌いでした。
きっとハウされた人も多かったと思います。
美容院は嫌いで、玄関を入る時は死ぬほど抵抗しているのに、私達が車に乗り込むと「あ、そうですか」と自分からさっさとトリミングルームに入っていっていました。
その姿が可笑しいやら悲しいやら。
美容院では、トリミングが済むと「ジャーキー」を一袋くれます。
それを家に帰るまでの車の中で食べるのがエルの楽しみで、興奮しながら食べていたのを思い出します。

美容院からいただいた手紙は以下の文章です。
「スタッフ一同」とありますが、わたしはエルを可愛がってくれたお姉さんの顔を思い浮かべながら読みました。

鈴木様
先日、エルちゃんの悲しい知らせを聞き、心からお悔やみ申し上げます。
前回の美容の時、体調が良くないことを聞き、大変心配しておりました。
まさか、こんなに早くお別れの時が来るとは思ってもいませんでした。
今でも、エルちゃんとエムちゃんが2匹で走ってくる姿が思い浮かびます。
美容中も2匹の姿は、自然と私達を和ませてくれました。
そんなエルちゃんはみんなの人気者で、本当にみんな大好きでした。
エムちゃんも少し寂しそうに見えます。
出来ることなら、もっとエルちゃんの元気な姿を見ていたかったので、残念でなりません。
私はパピーホームに入って2年目になります。
その2年間、エルちゃんのお世話をさせて頂くことができてとても嬉しく思います。
エルちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。
        パピーホーム スタッフ一同

きっとお店にマニュアルがあるわけでなく、この方が個人的に出してくれた手紙だと思います。
でも本当に気持ちの伝わる嬉しい手紙でした。

エル
あんたは凄いよ。
お母さん達が知らないところでも、愛されてたんだね。
いい美容院にお世話になって、よかったね。
これからも絵夢があのお店に行くたび、エルを思い出してもらえると思う。
それはお父さんとお母さんにとっても嬉しいことだよ。
あなたを誇りに思います。

カテゴリー: ダイスケとエルとエムの日記 — daisuke 3:33 PM
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