ゴミが黒い…

今まで掃除機をかけると、エルの毛が多くて、吸い込まれたゴミはエル色だった。
なのに、今はゴミが黒い。
あちこちにエルの毛はいっぱい残っているけど、改めてエルがいないということを実感してしまう。
エルが元気な頃は、絵夢が無駄な動きをしてエルの回りをうろうろしていたが、今はこたつに潜り込んで寝ている時間が多くなった。
スイッチを入れるとどこにいても飛んできて、上手に潜り込む。
少ない脳が溶けてしまわないかと心配になるが、石油ストーブしかない我が家では、こたつに潜り込むしかない。
絵夢はわたしが椅子やソファに座っていると、必ず膝に乗ってくる。
なにも出来ない。
エルがいた頃は、絵夢が膝に乗ると「どきなさい」と絵夢を追い出していた。
エルは抱かれるのがあまり好きではない。
でも絵夢に膝を譲るのは嫌いだった。
わたしはともかく、ダイスケの父の膝に絵夢が乗ろうものなら、すぐさま割って入り込んでいた。
エルもこたつが好きで、スイッチがゆるゆるになっていたコントローラーを踏んで自主的にスイッチを入れてこたつに入っていた。
急いでコントローラーを買い換えたのも、今は思い出。
夏、扇風機も自主的に回していたなぁ。

掃除機のゴミひとつで、エルを思い出す。
掃除機が嫌いだったから、カプカプ噛んでたなぁ。
昔の掃除機には勝っていたけど、ダイソン君になってからはエルも歯が立たなかった。
絵夢が「姉ちゃん! 戦わなくていいんですかッ!」と誘っていたのが昨日のことのよう。
エルがいなくなってから、絵夢はダイソン君と戦わない。
静かに掃除機がかけられるって、寂しい。

カテゴリー: ダイスケとエルとエムの日記 — daisuke 10:42 AM
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